初心者でもわかる!【Ua値・Q値】│「断熱」とは何か?

いらっしゃいませ♪
松本彩可です。

我が家は泉北ホームの「プレミアムパッケージ」+「プラスサーモ」仕様です。

前回は「気密」について簡単に解説しました↓

そんな「気密」に続いて

家の性能を知る上で大事な「断熱」についても簡単に解説していきます。

画像付きでわかりやすく解説!
この記事でわかること
  • 外断熱・内断熱の違い
  • 断熱レベルがわかる各数値の解説
  • 泉北ホームの実力

気密よりさらにややこしい!

気密みたいに機械で測定できるものではなく

少々玄人向けかもしれませんが

断熱にも興味ある!
でもイマイチ理解できてないから簡単に解説して欲しい

そういった「断熱のことを理解しておきたい」方はぜひご覧ください!

最後まで読んでいただければ

自分で性能の良いハウスメーカーの選別をできるようになります!

目次

外断熱・内断熱の違い

そもそも「断熱」って?

文字通り「熱を断ち切ること」

「断熱性能が高い家」とは
外気温に左右されにくい家ということです。

夏は外からの熱を防ぎ、冬は中の熱を逃がさないというのが家においての断熱です

年々猛暑が酷くなってきて、冷房つけてもなかなか効かない💦
低断熱だとエアコンを付けてない部屋は地獄!

逆に吹雪が吹くような寒い時でも

家の中の温度が一定に保ちやすいというのが
「高断熱」である最大のメリットです!

泉北ホーム 公式サイトより

現在住まいのマンション…というより

今まで住んできた家は全て上記の図の通り!

お風呂の前後が本当に辛かった!

夏場は、せっかくお風呂でさっぱりしても

服着替えてる間に汗だく…なんてことがあり不快極まりないです。

そんな経験しかないせいか、お風呂が嫌い…

どんなに高断熱を目指しても、玄関扉や窓などどうしても熱が出ていく場所があるので

外気温の影響ゼロ!にはできません。

完全断熱にしたかったら地中奥深くに住むしかないね!

完全断熱

人間が住むことは不可能ですよね?(苦笑)

しかし、限りなくゼロ!にすることは可能なのです。

これが「高断熱」を目指すということです。

外断熱と内断熱

屋根・壁・窓…家には色々なパーツがありますが

その「どこで」断熱を行うかによって、様々な違いがあります。

外断熱の図
  • 屋根断熱…屋根裏に断熱材を施工する方法
  • 壁外断熱…構造材の外に断熱材を施工する方法、通称「外張り断熱」
  • 基礎断熱…基礎の立ち上がり部分に断熱材を施工する方法

黄色の中の面積が全然違うね!

外断熱
内断熱
  • 外気の影響をより受けにくい
  • 空調が必要な面積が大きい
  • 外気の影響を少し受けてしまう
  • 空調が必要な面積が小さくて済む

どっちも一長一短なんですよね。

ということは、内外断熱(W断熱)が最強!ということになりますが

コストも倍かかるので、かなり高価格帯の家になる覚悟が必要です。

我が家には手の届かないレベルでした💦

屋根断熱と天井断熱

屋根断熱
天井断熱
  • 施工が難しい・施工範囲が広い
  • 屋根裏収納が使える
  • 屋根裏エアコンに適している
  • 施工が簡単・施工範囲が狭い
  • 屋根裏収納は諦め
  • 屋根裏エアコンに適していない

ハシゴなどを使えば屋根の中に入れるので

家のことで見えない範囲が減る、っていうのはけっこうなメリットだと個人的に思います。

なんで屋根裏エアコンに向き不向きがあるの?

屋根裏エアコンとは

屋根裏の空間にエアコンを設置し、ダクトを通じて各部屋に空調を行き渡らせるシステムです

小金井市で屋根裏にエアコン
エコ施工.com サイトより

これが天井断熱だと、屋根裏の中は青空駐車場の車と変わりない状態なので

メチャクチャ非効率なのです💦

外張り断熱と充填断熱

外張り断熱
充填断熱
  • 鉄骨・RC造住宅に多い
  • 施工範囲が広い
  • 気密性が高い
  • 木造住宅に多い
  • 施工範囲が小さい
  • 気密性が低い
泉北ホーム 公式サイトより

このように、木造住宅で多く採用される「充填断熱」では

柱と柱の間に断熱材を施工するので、どうしても隙間ゼロというのは難しくなります💦

EHCシステム
中西工務店 公式サイトより

しかし、柱自体が「木」なので、熱を伝えやすい「鉄骨」より有利というのはあります。

熱が伝わりやすいから鉄骨やRC造に外断熱が多いのかな!

基礎断熱と床下断熱

基礎断熱
床下断熱
  • 施工が簡単
  • 床下エアコンに適している
  • シロアリ被害に弱い
  • 施工が難しい
  • 床下エアコンに適していない
  • シロアリ被害に強い

今度は床下エアコン?!

床下エアコンとは

屋根裏エアコンの床下バージョンです(笑)

実際には、エアコンの位置自体は「床上」になりますが

空調を各部屋に送るための「ダクト」が床下にあります。

旭ホームズ 公式サイトより

床下にも屋根裏のような空間があるので

屋根断熱の床バージョンが「基礎断熱」です。

シロアリ被害について

床下断熱

基礎コンクリート→室外空間→×床下断熱材
(危険性:

シロアリは湿気を好み、断熱材から侵入しやすいです。

基礎外断熱はもっともシロアリ被害が起きやすいので注意です

シロアリに関しては、断熱方法に気を付けるのも大事ですが

別途、防蟻剤で対策するのが基本となってます。


…こんな感じで、外断熱も内断熱もメリットデメリットが背中合わせになってますね。

このうちどちらを採用しているのか?で、その会社のメリットデメリットも見えてきます。

やはりコストさえ許されるのなら2つを兼ね備えた内外断熱が最強です。

家の断熱性能を表す「Ua値」とは

「気密」の時は「C値・n値」でしたね。

また英語かぁ💦

大丈夫です!これも1度覚えてしまえばとても簡単に断熱レベルを知ることができます!

断熱」も数字が低いほど性能が良いので

最悪これさえ覚えていれば、自分が悩んでいるハウスメーカーの性能を比べることができます。

「Ua値」=家の外壁から熱が逃げていく確率

熱貫流率とは

内と外で1℃差がある時に、どれだけ
熱を損失するかの確率です。

なので「0」に近いほど良いということです。

地域にもよりますが
「Ua値=0.6以下」であれば高断熱と言われています

「Ua値」「外皮平均熱貫流率」を略したモノです。

ホームズ君 公式サイトより

屋根や天井、外壁、床、窓から逃げていく
「熱量の合計」

家の「外皮面積」で割ると「Ua値」を求められます。

外皮面積とは

断熱材が入っている部分を囲った面積のこと

外断熱の図

この画像でいうと、黄色い部分の面積だね!

簡略化した図なので「線」になってますが、家は立体なので「面」になります

「Ua値」には国が定めた基準が現在もあります。

国土交通省 「建築物省エネ基準」より

「地域区分

  1. 北海道の半分より東側
  2. 北海道の西側や東北地方の一部
  3. 2地域外の東北地方や長野などの寒い地域
  4. 東北から中部にかけて比較的寒さがマシな地域
  5. 本州から四国や九州の快適な気候の地域
  6. 5地域より温暖よりな地域
  7. 太平洋側に近いかなり温暖な地域

大阪府は場所によってほぼ⑤~⑥に分かれてます!

自分の地域を詳しく知りたい方は
「省エネ 地域区分」で検索してみてください!

寒い地域ほど「高断熱」であることが必須なので、基準値が厳しくなっています。

義務ではなく「基準」なので、気になるハウスメーカーが基準に到達しているかは
要チェック!

「U値」=熱が逃げていく確率の総称

「Ua値」の「a」
「average(平均)」の頭文字です。

なので「U値」「熱貫流率」だけを示しています。


窓小のUa値
我が家で一番小さい窓
窓大のUa値
我が家で一番大きな窓

これは我が家に採用した窓の性能がかかれたシールを撮影したモノです。

「U ‘g ‘値」と表記があります。

これは「窓ガラスだけの」熱貫流率を表しています。

なんで「ガラスだけ」なの?

壁や天井など、熱が逃げる確率があるものは様々ですが

「気密」と同じで「窓」が1番ネックになりやすい場所なのです。

ハウスメーカーがどのタイプの「窓」を採用してるかによっても数値に大きく影響があります。

  • 「U g 値」…窓ガラスの熱貫流率(glassガラスの g
  • 「U f 値」…窓フレームの熱貫流(frameフレームの f
  • 「U w 値」…窓全体の熱貫流率(Windowウィンドウの

さらにガラスの見えてる部分だけ!とかスペーサーだけ!とか細々と分かれていますが

この3つがわかりやすく、比較もしやすい数値です。

U値の派生

まず「U値」が基礎となって

家全体の熱貫流率→「Ua値」

窓全体の熱貫流率→「Uw値」という数値を表すことができるんですね。

どれもこれも数字が0に近いほど良いことに変わりはないよ!

先ほど上げた我が家の「Ug値」をみても

ガラス面が小さい方が「Ug値=0.59」

ガラス面が大きい方が「Ug値=0.78」でした。

窓まで比較できる機会は少ないですが、知っておくと選択肢が広がります

家の断熱性能を表す「Q値」とは

「Ua値」と似たもので「Q値」というものもあります。

平成25年(2013年)に法改正されるまでは「Q値」が国の基準でした。

ホームズ君 公式サイトより

屋根や天井、外壁、床、窓、換気扇から逃げていく
「熱量の合計」

家の「延べ床面積」で割ると「Q値」を求められます。

「Q値」…家全体から熱が逃げていくレベル

「Ua値」と「熱量の合計」を割るのは一緒ですが

換気扇からの熱量も含むこと、延べ床面積で割ること、が違います。

なにか変わりはあるの?

換気扇を含んだ場合

まず「換気扇からの熱量も含むこと」で、より正確な「熱貫流率」を知ることができます。

換気扇にも種類があり

機械から機械へ空気を吸排気するタイプ
(第1種換気)

自然な空気を取り入れ機械から排気するタイプ
(第3種換気)があります。※第2種換気は一般的ではないので省略

換気方式の種類
一条工務店 公式サイトより

さらに第1種換気の中でも、取り入れた空気と室内の空気を混ぜ合わせ温度を慣らしたものを吸気してくれる

「熱交換型」というものもあり

「熱交換型」を採用している場合の「換気扇からの熱量」の割合は小さくなるので

「第3種換気」の家と比べれば「Q値」が良くなります

住宅熱損失の割合(第三種換気方式グラフ)
スティーベル 公式サイトより

「Q値」の方が細かく性能について知れるんだね!

では、なぜ基準が「Ua値」になったのでしょう?

延べ床面積で割る意味

ここが個人的に1番難解だったポイントです。

家の形が複雑になれば、同じ壁面積でも「Q値」で計算した方が数値が良くなる

ということがあります。

同じ「壁面積」で「床面積」が変わる例の図です↓

真四角の家

壁は「ー」4つ分、床面積は正方形

凹凸のある家

壁は「ー」4つ分、床面積は正方形の左上部分が欠けた形

4÷4(左の図)と4÷3(右の図)
というイメージです

これにより、「熱量の合計」は変わらずに

「床面積」の大きい正方形の家の方が数値が良くなります。

言い換えれば
正方形の家ほど断熱性能に優れている、ということです。

物事を立体的に考えるのが苦手なので、自分は
理解するのに時間がかかりました💦

「Q値」をハウスメーカーが使わなくなった理由

なぜ「Q値」よりも「Ua値」が一般的になったかというと

簡単に言うと「ハウスメーカーの実力がわかりにくい」からです。

先ほどの例のように「Q値」はかなり「家の形」に左右されます。

しかし「Ua値」家の形には左右されず「熱量の合計」に左右されます。

言い換えると「Ua値」はハウスメーカーの断熱性能に左右されます。

この点については人によって
意見にバラツキがありますが
そんな意見も踏まえての自分なりの結論です

いわゆる、諸説あるって話です!

建て売りなんかは真四角の家の方が多いですが(汎用性が高いのもあり)

注文住宅となると「理想」を叶えていくうちに

凹凸がある方が「自分にとってオシャレで合理的な間取り」になることが多いです。

建て売りのイメージ
建て売りのイメージ
注文住宅のイメージ
注文住宅のイメージ

凹凸がないと建て売りみたいで嫌!

こういう意見も多いです。

なので、ハウスメーカーが「Q値」を公表する時には

出来るだけ「形がシンプルな家」をサンプルに選びたくなります。

建築例に「この家のQ値」とあれば信ぴょう性は高いけれど
「Q値」だけなら幅があり過ぎる!

しかし「Ua値」ならどうでしょう?

仮に具体例がないとしても、おおよその「実力」がわかるんです。

「Ua値」があれば施主がハウスメーカー選びをする際、とても比べやすくなります。

「Q値」と「Ua値」の使い分け

Q値の式

いままでの話を総合すると…

「Q値」

家の性能
わかりにくい
わかりやすい
ハウスメーカーの性能
わかりにくい
わかりやすい
  • 自分の家だけの断熱性能を知りたい時には1番わかりやすい
  • ハウスメーカー選びに使うにはデータにバラツキがあるのでわかりにくい

「Ua値」

家の性能
わかりにくい
わかりやすい
ハウスメーカーの性能
わかりにくい
わかりやすい
  • 自分の家の断熱性能を知るには足りない部分がある
  • ハウスメーカー同士で断熱性能を比較したい時にはわかりやすい

↓↓

自分の家の断熱性能を知りたい時は「Q値」

ハウスメーカーの断熱性能を知りたい時は「Ua値」

と使い分けをしましょう!

こんな数値にもメリットデメリットがあるんだね!

泉北ホームの「Ua値」は?

「断熱」のことを理解したところで

我が家が選んだハウスメーカー、泉北ホームの「Ua値」をみてみます。

泉北ホーム 公式サイトより

「スマイルパッケージ」・「メジャーパッケージ」・「ゼッチシェルター」「Ug値=0.6」

「プレミアムパッケージ」「Ug値=0.56」

我が家が選んだ「プラスサーモ」のプランは
「Ua値=0.46」のところにあります。

この数値は「自立循環型住宅ガイドライン」設計モデルをもとに算出、と公式サイトに記載がありました。

難しいので詳しく知りたい方はリンク先を確認してみてください。

要するに良い数値を出そうとムチャクチャなモデルを使ったわけではないですよ、ということです

国の省エネ基準が「Ua値=0.87」(営業エリアの地域区分参照)なので

なかなか頑張ってるね!

国の基準が甘すぎる…と言えなくもないですが、これを守れない会社もいるのです。

大手メーカーの「Ua値」を調べてみると

同じ「ツーバイシックス工法」の大手メーカーと近い「Ua値」でした。

具体的には「セキスイハイム」や「住友林業」など。

「気密」ではとても凄い数値を出せていましたが

「断熱」においては、そこそこのランクのモノを採用しているんだなぁとわかります。

泉北ホームの断熱図
泉北ホーム 公式サイトより
泉北ホーム共通の断熱仕様
  • 屋根断熱
  • 充填断熱
  • 床下断熱
すべて

発砲系

断熱材の「種類」についてはまた別記事でお話しする予定です。

営業エリア(大阪)を考えるとどのパッケージでも十分ですが

ずば抜けた断熱性能を誇る
「一条工務店」は「Ua値=0.25」(i-smartがモデル)です。

内外ダブル断熱を採用しているので、ここまで数値が良くなるんですね。

ダブルの力って凄い…

プラスサーモの詳しい仕様については
↓コチラの記事をご覧ください。

まとめ

  • 断熱方法には「外断熱」と「内断熱」があり、ダブルで使うと最強
  • 「Ua値」は熱が逃げる確率で、ハウスメーカーの断熱性能がわかりやすい
  • 「Q値」は熱が逃げるレベルで、自分の家の性能がわかりやすい
  • 断熱方法にしても「Ua値・Q値」にしても、メリットデメリットがあるので使い分けが肝心
  • 泉北ホームは営業エリアで考えると十分な断熱性能

「Ua値」「Q値」
家の性能を知る上ではかかせない数値です。

気密」と「断熱」を理解できれば
アナタも
「性能マスター」になれます!

セットで覚えておくと、性能の良い家を建てれる会社が自分で判別できるようになりますよ!

自分の家が気になってきた!

そんなかたはホームページがある会社なら「Ua値」は高確率で載ってますので探してみましょう。

逆に言えば載ってない会社は…

もうおわかりですね?

参考資料

リノベーションで、主に「窓」の性能を上げて大幅に「Ua値」が改善したという例があります!

YKK APによる「断熱」「耐震」を軸とした性能向上リノベーションプロジェクトの詳細は↓コチラ

それでは今回はここまでにします。

感想や質問などはコメント欄やTwitterへ

最後までご覧いただき
ありがとうございました!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして。
    力作の記事面白く読ませていただきました。
    ただ、少し勘違いがありましたので指摘させていただきます。

    Ua値は1以上になることあります。今の私のボロアパートみたいな無断熱&アルミ単板サッシですと、下手すると2-3位いきますね
    断熱等級2で1.54とかのはずです。

    外断熱で外気の影響をより受けにくいと書かれていますが、正確には構造材が外気の影響を受けにくい、かと思います
    外断熱は厚くしづらいので、どうしてもどこかで限界が来やすいですし

    • はじめまして、記事の感想・ご指摘ありがとうございます!
      力作、と伝わり嬉しいやら恥ずかしいやら(笑)

      ご指摘のあった所、訂正しておきました!情報いただけて助かりました。

      さすがにこれからの新築で無断熱はあり得ないと思いますが、それを聞くとますます性能にこだわって良かったなぁと思えます💦
      そうですね「同じ厚さでの内断熱と比べるなら」になりますが
      そこまで書くとややこしくなるので、簡潔に表現しています。

      また何か気付いたこと等ありましたらよろしくお願いします!

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