初心者でもわかる!【C値・n値】| 泉北ホームの気密測定




いらっしゃいませ♪
松本彩可です。
我が家は泉北ホームの「プレミアムパッケージ」+「プラスサーモ」仕様です。
まずはコチラの画像をご覧ください↓


タイトルのとおり「気密測定の結果」なのですが、これだけ見ても



何が何を表してるの??
と、自分もよく分からなかったので、誰が見ても理解できるように解説していきます!
同時期に行った他の泉北ホーム邸の気密測定結果も伺えたので、今の泉北ホームの実力がわかりますよ!
気密測定って、何をするの?
「気密測定」をすると、簡単に言えば「家の隙間がどれくらいあるか?」がわかります。
泉北ホームで「気密測定」を行う場合は必ずオプション費用が発生します!※2021年現在
我が家の場合は「プラスサーモ」というオプションパックの中に含まれていました が、個別のオプションで気密測定をしてもらう場合は、機材や人件費で10万円+家の大きさによって変動する「気密施工」の費用(3,000円/m2)を払う必要があります。
気密測定だけは不可能です



そんな高いお金払って価値あるの?
泉北ホームでは、このオプションを頼めば「基準値以下の隙間にすることを保証」してくれるので、絶対に高気密を約束されたい!というなら払う価値は十分あるのです。
「気密測定」自体は個人で頼むこともできますが本当に測るだけです
「高気密」を狙いたいなら「気密測定」と「気密施工」がセットになっていて
「一定数以下を保証」してくれる会社を選びましょう!
家の隙間があると問題なこと


隙間が大きければ大きいほど、隙間から勝手に空気が出入りするので、換気扇に良いフィルターを付けようとも、隙間から花粉やPM2.5なども入りたい放題です💦


隙間が小さければ、ほぼ換気扇を通して空気が出入りするので、アレルギーが酷い場合は、フィルターを付ければ花粉やPM2.5も家の中に居れば安心!



計画的っていうのはつまり
意図してつけた換気扇が働いてる割合だね!
隙間が多い家の換気扇は「計画外」の空気に邪魔され、結果的にうまく働けてないということです💦
また「熱損失」にも関りがあり、エアコンでせっかく作り出した冷気や暖気も同じく隙間から抜けてしまうので、隙間が小さいほど家の温度を保ちやすい=省エネに繋がります!



せっかく快適にした空気が
勝手に外の不快な空気と入れ替わっちゃうなんて嫌!
そういうわけで「気密」を気にしたい人が増えているんですよね。
気密施工
泉北ホームに限った話ではなく「気密測定」が入る場合は「気密施工」もセットになる場合が多いです。
なぜなら、良い数値が出たら「会社のイメージが良くなる」ので



気密測定するとわかっていれば
より気合入れて建ててくれるはず
そんな意図も含んで頼む施主さんもけっこういるはず…(自分もそう)


気密測定を頼んだ場合の「気密施工」では、どうしても出来てしまう隙間や継ぎ目にテープを貼ってくれます。



透明なので
気を付けて見ないとわからないや!
こういうテープが屋根や壁にも貼ってあるとのこと。


玄関土間と床板の隙間だけは↑ねずみ色の「ブチルテープ」というものが貼ってありました。
気密性・防水性などに優れた
「ブチルゴム」をベースに作られたテープ状のシーリング材です
我が家の気密測定の様子
「気密測定」に立ち会うことが出来たので、その様子を動画でご覧ください↓



0.3を目指していたので
ものすごく反応薄くてすみません…(苦笑)


このファンが繋がっている先は窓です。
この窓だけを開けて、機材と隙間がなくなるよう〇で囲ったようにテープで止め、他の箇所に出来る隙間を測定しています。


他の窓は「実際の性能」を図るために、特に加工はしてません。
「窓」が1番気密が落ちやすいポイントということもあり、「気密測定」は、1番小さい開け閉めできる窓で行うのがセオリーです。


ちなみに薄い緑色をしたシートは「ダンタイト」というもので、断熱材の上から施工されます。
断熱材だけでは「防湿性能」が弱いので、それをカバーするためのモノであり、泉北ホームならどのパッケージを選んでも付いてきますよ。
気密測定のタイミング
なぜこのタイミングで気密測定を行ったのかというと



悪い数字が万が一出た時に
手直しできるようにです!
このあと、石膏ボードや壁紙など貼ってしまうと、手直しするにはわざわざ剥がさないといけません。
もしものために、気密測定をする場合は断熱材・気密施工が終わったタイミングがベストなのです!
石膏ボードや壁紙を貼ればさらに隙間がふさがれるので、実はこの測定時の結果=住み始めた時の数値ではなくなります。



ということは
実際住む頃には目指していた0.3に近付いてるはず!
現場監督さんも



そうですね、現時点より良くなると思います!
と、おっしゃってたので、その後はテンション上がってました(笑)
気密測定は「家の性能」を可視化できる!
「家の性能」って、ほとんど目に見えるものではありません。
光熱費が安くなる!と言われても、全く同じ大きさ・同じ間取り・同じ場所で、断熱性能だけを上げ下げして比べないとわからないものです。
しかし、この「気密測定」を行えば
検査の結果から「家の性能」が「目に見えてわかる」というのが大きいです!



目に見えてわかる?
なんかよくわからない数字しか出てないけど…
C値?n値?わかりやすく解説!
性能を可視化するには、数字が表す意味を知らないと始まりません。
家の性能に目を向けている人であれば「初耳!」という方は少ないと思いますが
もしここで今「初めて知った!」っていう方でもわかるように解説していきます。
「C値」…家の隙間レベル
「C値」は気密測定でわかる家の隙間のレベルのことを指します。
「食べログ」の☆評価のような感じです。


数字が低いほど良いんです。勘違いしやすいポイントです。
泉北ホームでは「気密測定+気密施工」を頼めば「C値=1以下」を保証してくれます。
これはかつての国の基準で「北海道の最低基準」である「C値=2以下」よりさらに低い数値です。
「大阪の最低基準」は「C値=5」だったので、寒い地方ほど基準は厳しかったです。



今の基準だとどうなの?
…それが、この最低基準というもの自体、現在消去されてしまいました。
検査と施工に手間やコストがかかる、というのが主な理由で無くなったそうです
10万円以上払ってまで気密測定やりたい!というのも全員ではないですからね…
そして、良い数字を出すのもなかなか難しく、施工技術が必要なんですよね。
なので「気密測定ができる」という会社は貴重なのです!



「C値」を出している会社は少ないと知っていたので
泉北ホームを選んだ理由の1つなんです!
「αA値」…家の隙間の大きさ
冒頭に出した画像の


「総相当隙間面積」という項目にあたります。
先ほどの「C値」は隙間レベルでしたが、こちらは「隙間の総面積」を表しています。
αA値=41cm2 というのは、身近なもので表すと、免許証やクレジットカード(約46cm2)よりちょっと小さいくらいです。



家の大きさを考えると凄く小さいね!
もちろん、免許証大の隙間がドン!と空いてるということではなく、家の全ての隙間を合わせた面積です。
ちなみに、画像中にある建物外皮の実質延べ床面積
「S値」=104.37m2 …我が家の外壁の総面積で
αA値=41cm2 を割り算すると、「C値」が出ます。





画像では四捨五入されて簡略化されてるのね!
なので、厳密に言うと我が家の「検査時のC値」は…
0.3928331896 です。ややこしいので「0.39」にしておきます(苦笑)
「n値」…隙間の密度
「C値」って性能を気にしだすと、よく目にすることになる単語なのですが
この「n値」というのはあまり見かけることがなく、大した意味ないのかな?と思っていましたが
「家の隙間の密度」を表す値で、この数値が悪いと計画的な換気に支障をきたします。




「n値」というのは「2以下1以上」という範囲の数値で表記されます。※2以上の場合はエラーとなり再測定になります。
我が家の結果は「n値=1.38」と1に近い方で、小さな隙間が点在しているタイプになります。
どっちの方が良いかはイメージ図のとおり「1に近い方が性能が良い」ということです。
我が家の隙間は「点在する小さい隙間」をすべて合わせたら「免許証くらいの大きさ」になるということです。


一見ややこしく見える数字たちも、意味が分かればこんなに明確に情報を伝えてくれています!
泉北ホーム(プラスサーモ)の実力
この気密測定を行ってくれた業者さんが、自分より「良い数値」が出たことに喜んでくれてました。



え、もっと喜んでいいんですよ?
凄い良い数値ですよ!
この数値は中々出せませんよ!?
と、メッチャ励ましてくれました(笑)



喜怒哀楽が薄くてすみません…
これでも喜んでるんです💦
と、断りは入れておきました(苦笑)
我が家の気密測定で出た「C値=0.39」という数値は、自分も検討していた「性能と言えばココ!」でお馴染み「一条工務店」が出している平均の数値より良いんです!


さらに最後まで検討を悩んでいた「ヤマト住建」でも、目指そうと思えばできる数値でしょうが


1番高いパッケージの商品で「C値=0.5以下」とのことなので、我が家の予算では到底無理でした。
同じ予算でこの数値を叩き出せる、というのは極めてコスパが高いと言えます!
他にも決め手になったことをまとめた記事はコチラ↓


他の泉北ホーム邸の数値
同じ泉北ホームで建設中の施主ブロガーさんに気密測定の結果と、窓の条件をお聞きしました!
まず、はこさん邸の気密測定の結果↓
はこさん邸は、引き違い窓6カ所で窓全体の数は我が家(16カ所)より多いです。
プラスサーモではなく、個別のオプションで気密測定+気密施工などを行い
結果は…「C値=0.6」!
引き違い窓は最も気密が落ちやすい窓
の種類ですが
大きく開口できるのが特徴です。





日本では1番ポピュラーだね!
そんな1番気密が落ちやすい大開口窓をたくさん使っていても「C値=0.6」はかなり凄いですね!
はこさん自身で気密施工漏れがないかしっかりチェックしたそうで、その甲斐もあるでしょうね✨



我が家はチェックポイントすっかり頭から抜けてた💦
次に、らすくさん邸の気密測定の結果↓


らすくさん邸は、引き違い窓1カ所で窓全体の数は21カ所です。
はこさんと同じで個別オプションでの気密測定、加えて窓のグレードアップと屋根断熱の追加もアリです。
結果は…「C値=0.3」!



「引き違い窓」の数で顕著に差があるね!
ただ、らすくさん邸は気密測定する時に「大きな引き違い窓」を使って測定したとのことで、1番気密リスクとなり得た窓の計算が入らなかったのもあるかなぁと推測します。
にしても0.3は自分の目指してたラインなので素晴らしすぎます!



気密おじのくだりは面白過ぎました!
我が家は全然違う方に当たったのでちょっぴり残念(記念撮影期待してた)
最後に、ふみたさん邸の気密測定の結果↓
ふみたさん邸は、引き違い窓1カ所で窓全体の数は我が家と同じです。しかも、同じ「プラスサーモ」仲間です!
結果は…「C値=0.2」!



これは最強クラスの数値!
しかも「n値=1.15」と1に限りなく近いので、物凄く小さな隙間がポツポツとしかないんですよね。
大きさも免許証の半分です、気密に関しては恐れを知りませんね!(笑)



条件ほぼ同じ(むしろ我が家より大きい)
なのになんでこんなに差が??
やはり引き違い窓の個数がたった1つとはいえ影響ありそうなのと


これは我が家の「気密測定時」の2階の写真なのですが、見ての通り「ダンタイト」装着前なのです!


これの有無で気密が大きく影響することはないそうですが、気密を良くすることは確かなものなので



本当はもっと良い数値出せたに違いない!
と、ふみたさん邸の様子をみて確信しました。
ちなみに…「C値=0.5」以下なら物凄く優秀と言われているので、我が家の計測時の結果でも諸手を挙げて喜ぶところなんです(笑)



上を知っちゃうとついつい欲張っちゃう…
そんなかんじです。
「プラスサーモ」の意義
以上の泉北ホーム邸の情報を合わせて考えた時に
単品で頼むより、セットになった「プラスサーモ」の方が色々ついてお得ではあります。


が、セットの中に「不要なもの」があれば、省いて単品で頼んでいった方が最終的な価格は抑えられます。



ま、これは色々なものに当てはまる話だね!
我が家としては「予算に収まってるから良いじゃん!」ってことで、盛れるだけ盛ってもらうためにセットで頼みました(笑)
実際「C値=0.39」という結果も出せたので満足しています。
「プラスサーモ」の力は他にもありますからね😎


「気密」を上げるには?
現在の泉北ホームの気密における施工力は「かなり高レベル」なことがわかりました。
さらに窓の種類や数を工夫すれば、もっと「高気密」を狙えることもわかりました。



居室には必ず開閉できる窓が必要と法律で定められているので
ほどほどにね!
窓は内観・外観ともにデザイン力を高めてくれるものでもあるので、「気密」ばかりに気を取られる必要はありませんが、「不要な窓」はない方が健康的で省エネな暮らしが実現できますよ!
まとめ
- 「高気密」を狙うなら「気密測定」と「気密施工」はセット
- 家の隙間が多いと計画的な換気の邪魔になる
- 「C値」は隙間のレベル「αA値」は隙間の合計面積「n値」は隙間の密度
- 我が家は「小さい隙間が点在」していて全て合わせると「免許証ほどの面積」になる
- 泉北ホームは気密の面でかなりの高コスパ(余裕があればプラスサーモは十分検討の価値アリ)
- 気密を上げるには「窓」が重要!
C値とかn値だけをみるとイマイチイメージが湧きづらかったですが
隙間の大きさを身近にあるもので例えたり、数値が表す意味を図で見るとわかりやすかったと思います。



性能が目に見えてわかるなんて
気密測定って凄いね!
この記事をみて「気密」に関心を抱かれた方は、ぜひとも「気密測定ができて高気密を保証してくれる会社」を選択の基準に入れてみましょう!
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