設計時に頭に入れておくべきポイント5選




いらっしゃいませ♪
松本彩可です。
我が家は泉北ホームの「プレミアムパッケージ」+「プラスサーモ」仕様です。
今回は自分が実際に採用したオススメしたい仕様・設備をご紹介します。
知っておいた方が後悔しない
絶対に頭に入れておいて欲しいポイントばかり集めました。
重要度の高そうなものから順に5つポイントを紹介していくので
特にこれから注文住宅を建てる予定の方は目を通しておいて下さい!
1.道路に面した窓
個人的に失敗したら1番アウトだな、と感じるのが「窓」です。
道路に面していて
なおかつ南向きに大きく取れたリビング・ダイニングの間取りがある場合に多いのですが



日差しをいっぱい取り込んで明るいLDKにしたい!
解放感が欲しいから掃き出し窓つけよう!
と、安易に大きな窓をつけてしまうと…
万年シャッター降ろし窓の完成です。


街中をよく観察すると、本当にこういうお家かなり見かけます!
道路に面している=通行人が少なからず通るので
目線が気になるんですよね。



外とのプライバシーを考慮せずに「採光」や「解放感」だけで大きな窓を付けるとこうなります💦
実際このパターンの窓がある建売住宅に住んでいたことがあります。
もれなく万年シャッターでした。
それも同じ並びの建売住宅すべてです!





むしろメチャクチャ暗くなってる…
プライバシーを考えた窓
既に採用している人の解決方法としては
- 外構で目隠しの塀を建てる
- 外付けブラインドを採用する
など方法はあります!


が、どちらにせよ高価なモノなので
失敗をカバーするためだけにしては勿体ない投資です。
これから新しく注文住宅を建てる際は


もとから高い位置に広めの窓を付ければ、採光も取れますし目線も防げますよ!



我が家も道路に面している窓は
プライバシーを第一に考えました!
1階は特になんですが
正直2階もよっぽど人がいない地域しかお勧めしません。
現在マンションの2階に住んでいて、道路に面したドでかい窓があるんですが
…道行く人とけっこう目線が合います💦
で、そこがバルコニーになってるので



洗濯物を干す時が苦痛すぎる…
最近はその辺も考慮され、道路面からみると窓の少ないお家が増えてきてはいますが
我が家でも、最初のプランは道路面に掃き出し窓を付けられていたので
こちらから変更を申し出ていなかったらそのままになっていたことでしょう。
まだまだ100%浸透していないので
この記事を見てくださった皆さまには絶対に避けていただきたい問題です!!



あまり絶対という言葉は使いたくありませんが
失敗すると泣くことになるのは施主さんなので
強めの表現をお許しください
道路に面した所に窓をつける場合は、よくよく考えてから採用しましょう!
2.トイレの位置
トイレって0.5坪の広さにすることが多いので
階段下とか空いちゃったスペースの穴埋めとか追いやられがちですが
すみません、トイレもよく考えないと絶対後悔します!
また現在住んでるマンションの話になりますが
なんとトイレが
ダイニングの真横にあります、狭い廊下と扉一枚しかありません。
…お食事中の方々、申し訳ありません。
聞こえてきます!全て!!💩


聞く側も聞かされる側も最高に苦痛なので
できるだけ居住スペースから遠ざけてください!
特にドアは最低2枚隔ててください!!



来客時でも近いと気を使います!!!
自分がよその家に行った時に
リビングに近接したトイレしかなかったら…と考えてみてください。
家族間でも嫌なので、かなり苦痛だと思います💦
プライバシーと日々の積み重ねを考えたトイレ
ということで、自分が採用した配置は↓コチラです。




扉2枚・廊下を長めにとって、プライバシー保護に努めました。
子供部屋も、トイレの目の前に扉を付けちゃうと近すぎるので
寝室側に寄せて、できるだけ遠ざけています。
逆に、扉3枚も4枚も付けちゃうとそれもまたストレスになります。



トイレ行く度に、扉バタバタバタバタしてたら
トイトレとか大変そうだし
お子さんだけでなく、大人でも…大変なことになるかも(苦笑)
2枚がベストだと思いますよ!
3.階段の形状
1.2と違い絶対度は下がりますが、後々変更しづらいのでよく考えた方がいいのが「階段」です。
我が家の採用した「折り返し(ボックス)階段」をベースにお話しします。


「かね折れ(L字)階段」の場合でも当てはまります。
「折れている所」がある場合に重要な話です。
まず設計初期の階段図面をご覧ください↓


1坪に収まっており、コンパクトでいいんですが
踏み面(足を置く面)が中心になるほど狭く、足を踏み外す可能性が高くなります。



大きい家具の搬入時は、特に危険視されるような形状です
〇を付けた、壁面に近く鋭角になっている所は、掃除もかなりし辛いです。
掃除機やクイックルワイパーなど、四角いものが届かなくなるんですよね。
そこで2番目に改良した階段図面が↓コチラです。


段数が1段増え、2階の廊下が少し狭くなることになりましたが
踏み面も大きくなり、転倒した場合でも留まれる面が増えました。
しかし、〇の部分の鋭角さがまだ残っており、掃除のしにくさが懸念されます。
ということで、最終的に採用された形が↓コチラです。


先ほどと同じく、初期より1段増えています。
踏み面が小さい面もありますが
仮に踏み外したとしても、その下の段の面が広いおかげで留まれる可能性が高まりますし
〇の部分も鈍角になっており、掃除のしやすさも確保出来ました!
さらに安全面を考えた階段
ちなみに、もっと安全面も清掃性も考えた良い形があります。
それがすべて四角になる↓コチラです。





踏み面の広さも最高!掃除のしやすさも最高!
ただし
段数が初期に比べると2段増えます!
我が家では、構造上この形にする場合は追加費用がかかることになり



あえなく断念💦
設計途中でこの形が最適だと知ったので、なかなか階段ありきで考えられませんでした…
今でも後悔しているポイントではありますが
最終採用した「60°30°パターン」でも十分リスクが防げてるので良しとします(笑)
さらに安全面にこだわる場合は
- そもそも全ての踏み面を大きくする
- 蹴上(1段の高さ)を低くする
などで、より快適な階段作りを目指せます!
ただ、こだわればこだわるほど、どんどん階段の面積が増えます。



上り下りするだけだもんね…
どの階段の形が自分の家には最適か、よく考えましょう。
全員が平屋に住めれば解決なんですが、土地は限られてますからね💦
2階3階建てになる場合は、階段は侮らない方が日々のストレス削減に繋がりますよ!
4.冷蔵庫の位置
地味に日々の積み重ねで後悔に繋がりかねないのが「冷蔵庫の位置」です。



そんな所まで気にしなくちゃいけないの!?
と思われるかもしれませんが、これも後から変更しづらいので要注意なんです。
まず失敗パターンが↓こちらです。


キッチンの奥地に冷蔵庫を配置するパターンです。
誰かがキッチンで作業している時に、別の人が冷蔵庫にあるものを取りに行きたい時
キッチン内の狭い通路でごちゃつく事件が起きます
1度や2度くらいは我慢できますが
これが一生続くと思うとゾッとします…
冷蔵庫のコンセントは専用のモノを使う場合が多く、簡単に変更できません



ちなみに自分は「背後恐怖症」なので
1度すら許したくありません!(苦笑)
日々の積み重ねを考えた冷蔵庫の位置
ということで、自分が採用した配置は↓コチラです。


先ほどの失敗パターンでいう冷蔵庫の位置は「パントリー」になっており
冷蔵庫はキッチン内に侵入しなくていい位置にしています。



これで夫婦円満なはず(笑)
キッチン通路をとびきり大きくすれば気にならないのかもしれませんが
メチャクチャ無駄ですからね…
冷蔵庫位置は、1人暮らしならコンロ近くにあった方が便利なんですが
家族が増えるほど厄介になる問題なので
まだ新婚ほやほやで注文住宅を考えている場合は要注意です。



経験したことないと、この不便さは中々想像できないもんね💦
5.脱衣所の位置
こんなお話し聞いたことありませんか?



年頃の娘と脱衣所でバッタリ出くわしてしまい
それから口きかなくなっちゃった💦
脱衣所と洗面所が一緒の部屋にあるパターンが多いので、こういう事故(?)が起きやすいんですよね。


また、出くわさないにしても
誰かが洗面所を使ってて、気を使ってお風呂に入れないorお風呂から出れないというのもあります。
現在のマンションも洗面脱衣所で一緒になっています。
というか
今までそれ以外のパターンの家に住んだことがないです。
ということは、何も考えないで間取りを決めると
当たり前にセットになってしまうんですよね💦
プライバシーを考えた脱衣所
我が家の採用した間取りはというと↓コチラです。


1番左から洗面台、□洗は洗濯機、□乾は乾太くん。
向かって左がWIC(ウォークインクローゼット)、右がお風呂です。



問題あるパターンと同じじゃん?
よく見てください、赤い線を!←多分みなさん気づいてる
この赤い線は何かというと「ホスクリーン」です!!


天井から金具をつけて、そこに物干し竿を付けれる便利な設備なのですが
我が家は物干し竿+目隠しカーテンの役割も与えることにしました✨
なので、縦の方向に壁につくギリギリに設置してもらってます。



隙間があったら目隠しの意味ないもんね
一石二鳥?のホスクリーン
しかし、目隠しの為だけならカーテンレールを敷いちゃえばもっと安価で済みます。
わざわざホスクリーンにしたのは、乾太くんだけじゃ対応できない衣類を干すためです。
物干しワイヤーを設置する手もあったんですが


洗面脱衣所に入る為の扉が引き戸を採用している分
その扉の引き込み部分より上にしか設置できる場所がなく
身長の低い自分には物干しとして使うことが出来なくなるのでやめました。
「ホスクリーン」なら天井から吊るすタイプで高さ調節も可能ですので、両方の役割を十分に果たしてくれると言えます。


ちなみに我が家には娘はいませんが
息子だって



オカンのだって見たくねぇよ!!
となるはずです。
なぜ娘×父親の方ばかり言われるんでしょうね?(苦笑)
もちろん、洗面所と脱衣所を別々に作るのが1番なのですが
スペース的に厳しいな
という方はぜひ参考にしてみてください✨



想定通りに活躍するかは賭けだったりする…
住んでみてからの感想をお楽しみに!
まとめ
- 道路に面した窓は、大きさ高さに要注意!
- トイレの位置は居住空間からある程度遠ざけること!
- 階段の形状が違えば安全面や掃除のしやすさが異なる
- 冷蔵庫の位置は、家族みんなが出し入れしやすい位置にすると吉!
- 洗面所と脱衣所は出来るだけ別々の空間にすること
間取りについて色々調べていくと
本当に様々な成功点・失敗点を目にしました。
工夫次第で改善している方も多々いらっしゃいますが



最初から良い家に住みたい!
と思うのは当然ですし
自分もその為に頑張って情報収集しました。
なので、この5つのポイントに関しては
これから家を建てる方には特に注意していただきたいなと思います。
注意することばっかりで大変ですが
愛する我が家を建てる為に頑張りましょう!
マニアック?だけど役に立つかもしれないポイント5選は↓コチラ


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