地盤改良【必要】でした!本当に、その工事が適切?




いらっしゃいませ♪
松本彩可です。
我が家は泉北ホームの「プレミアムパッケージ」+「プラスサーモ」仕様です。
今回は我が家の地盤を例に、土地を探す時のポイントや、地盤改良が必要だった場合どのような工事がなされるのか?をお話しします。
家を建てる時、もちろん家自身の耐震度合いも大切ですが、地盤がゆるゆるだったら意味ありませんよね?
そんなことにならないよう、あらかじめ調べておく必要があるので、特に土地探し中の方には参考にしていただきたい話です。
ハザードマップ
まず、最低限調べておくべきなのは「ハザードマップ」で、自然災害時の被害予想です。
購入予定の土地の市町村名がわかれば簡単に検索で調べることができるので是非やりましょう。



我が家は主要な自然災害に関しては問題なしの土地でした!


洪水・津波や土砂災害などの起こる危険性を知ることができます。
やけに安い土地があったら、もしかするとこういう危険性があるかもしれませんので要注意です。
知った上で購入を決める分には問題ありません。
地震大国日本の中で、100%安全な土地なんて探すのは難しいので、ある程度妥協は必要です。
↓重なるハザードマップでの淀川周辺の洪水・津波予想図↓
川の周辺は当然予想がつきますが、ある程度離れている所でも色が付くのは
平野で周りより地表が低いから、ここまで流れ込むかもしれないということです。
現在の住まいは災害予想区域にどっぷり浸かってしまってるので早く引っ越したいです(苦笑)
地盤調査
土地を買う前に地盤調査できれば安心なのですが
当然お金がかかります!
個人の地盤調査を受けてくれる「地盤ネット」では、1棟あたり8万円で調査してもらえますが
もっと簡易的でよければ無料のサービスもやっています。
地盤カルテ®というところから住所を入力するだけで、メールで結果が届きます。
我が家の土地でもやってみました↓


80点が、地盤改良の可否分岐点とのことですが…



メッチャ低いやん!
絶対工事必要やん!
・・・
このサイトを知ったのは、泉北ホームの地盤調査結果が不適切だと感じた場合のセカンドオピニオン先を探していた時なので、家づくりの打ち合わせも完了済みでした。
これを見てしまったので、実際調査を行った結果を聞くのがかなり身構えていました(苦笑)
ただし、あくまでも無料の範疇なのでこの結果が全てではありません。
実際の結果と見比べると、かなりリスクの度合いが違います。
点数の低さというポイントでは間違ってなかったですが…💦
我が家の地盤調査の結果
調査方法としては、一般的な「スウェーデン式サウンディング試験」というもので


↑このようにドリルにかかる荷重で、そのポイントの地層が固いか柔らかいか調べます。
どんなにドリルで衝撃を与えても貫入できない所が見つかれば、そこで調査終了とするそうです。
我が家では6地点で観測を行い、それぞれこのような結果が出ました。












青色はドリルを回転して沈んだ層、ねずみ色はドリルの重さのみで沈んだ層です。
ねずみ色の部分が多いほど軟弱ということですね。
あらかじめ予想していた通り、軟弱地盤が多くみられました💦
しかし④だけ異常に強いですよね?(笑)
④と⑤は1mほどしか離れていない地点での観測結果なので、ちょっとずれるだけでこのように差が出てくることもあるんですね。
④ばっかりが結果として上がってたら、絶対に地盤改良は必要なかったでしょう。
残念ながらそうではなかったので
改良に必要な工事費用は、約70万円でした!
・・・



よかっっったーーー!!
なぜ「よかった」のかというと
地盤改良費として、見積もり上で80万円と仮定されていたからです。
これより大幅にはみ出れば予算オーバーになるところでしたが、ドンピシャだったので、お金の問題としては良くも悪くもない結果になったからです。
営業担当曰く



かなり多めに見積もってたので、ここまで必要と思いませんでした💦
地域によってはもっとかかっていたと思うので、まだ良かったですね
とのこと。
本気であせあせしていたのか、費用を発表するまでにコマーシャルを挟むかの如くタメられたので
自分たち的には200、300万円くらい言われるのかと思ってました(苦笑)
工事の内容
我が家の場合、改良するために「柱状改良」という手法が必要でした。


↑このように、家の土台となる基礎のさらに下の部分にセメント柱が形成されます。
地層に穴をあけていき、そこで除かれた土とセメントを合わせて、現状より強化される仕組みです。
我が家では合計28本の柱が入ることになりました。
この柱の数+長さで価格が変わってきます。



小さな一戸建てでここまでいるかな…
と、今となっては思っちゃいますが
予算内に収まってたので、まぁ無いよりは安心か、と信じることにします。
ただし、ここで要注意なことがあります。
将来的に、この土地を売りたい!となった時に、この柱の撤去費用が必要になることです。
自分たちはずっと住み続けたいと思ってるのであまり問題ないですが
建て替えをしたい場合にも、家の重心に合わせて柱を作っているので、役に立たない柱も出てくる可能性がありますね。
最初に作る時より撤去費用の方が高額になるので、将来土地を売る可能性がある方は、よく相談してきめましょう。
今回に関しては、ちゃんと第三者機関からの結果も付いていたので、信用するしかないですね。
わざわざこちらからセカンドオピニオンに託さなくても良かったので、良心的で安心できます。
他の工法としては「表層改良」「小口径鋼管杭」があります。
「表層改良」はその名の通り、浅い部分が軟弱地盤な時に有効な方法なので、我が家には適していませんでした。地上から1~2m全体を掘り起こして、その土とセメントを混ぜ合わせる工法です。
「小口径鋼管杭」は2つの工法がダメな場合によく用いられる工法で、1番強固ですが1番高価でもあります。他に比べ、1番深い地層まで鋼管を埋め込みます。
この2つにもメリットデメリットあるので、本当にその工法が我が家に適しているか、地盤改良が必要な場合は納得するまで吟味しましょう。
どの工法になったとしても、道路の使用許可・養生費用などは追加でかかってくるので、地盤改良は不必要に越したことはありません。
まとめ
- 自然災害に強い土地を探す。長年住むことを想定するなら必須項目。
- ハザードマップ、簡易地盤調査を活用する。
- 地盤調査の結果、工事が必要と判断された場合はよく考えてそれが適切か判断すること。
- 第三者の意見も取り入れる。
こんなこと考えたくないですが、本当は必要なのに他でお金を使ってほしくて「いらないですよ」と言われる可能性も0じゃないです。
なので、第三者の意見は取り入れた方が賢明です。
目先のお金だけに捕らわれて、万が一地盤沈下なんてしてしまってからでは、もっと多額の費用がかかってしまいますからね。
自分は、もう少し考えてから返答すればよかったと少し後悔しています。
今は一生ここに住むぞ、と思ってますが、将来何が起こるかなんてわかりませんから、売ることになった場合のことだってキチンと考えておけば、より安心できました。



引っ越しを余儀なくされたー!
しかも柱の撤去費用ヤバいー!
・・・
なんてことがありませんように(切実)
皆さまは、家以外に土地・地盤も気を抜かず判断できることを願っています。
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